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磐梯熱海温泉 離れの宿 よもぎ埜 (福島県)
磐梯熱海温泉は二度目の訪問。一度目はこの旅館が取れず、泣く泣く別の旅館に泊まった。よもぎ埜は旅館雑誌によく掲載されているので以前からかなり気になっていたが、なかなかチャンスがなく、やっと今年訪れることができた。早春のある日、仙台空港から磐梯熱海へ。目的はこの旅館なので、寄り道もせず直行。
仙台空港から車で2時間弱。小さな温泉街だが、この旅館はその中でもさらに小さく、一度目は見逃して通り過ぎてしまった。再度やり直して到着。車と着けると中から迎えが出てきた。荷物を降ろして車を預かってもらう。中に入ると、民芸風とも中国風とも説明できない、どっしりとした黒光りの天井と申し訳程度のフロント。チェックインは当然、お部屋で。さほど待つこともなく部屋へ通される。ここの構造は変わっていて1階に部屋、そして2階に大浴場がある。今回のプランはエースJTBフリープラン東北の華やぎプラン。ちなみに4月の平日、2名1室でひとり¥46,300。思わず目が点になる。でも、泊まりたい気持ちを抑えることができずに・・・
部屋には玄関があり、入ると靴脱ぎ、そして奥へ進むとまず炬燵のある部屋。その奥が座敷。ここには高テーブルと高椅子があり、ここで食事を取る。手前の部屋の近くにはトイレ、洗面、そして露天風呂への出口がある。露天の手前には、檜の部屋風呂があり、こちらにも温泉が引かれている。露天は掛け流しだが、中のお風呂は入る時にお湯を入れるようになっている。露天は広い芝生に面していて、椅子やテレビもある。また、芝生では何故かパターの練習が出来るようになっている。露天は広く、3〜4人は十分に入ることができるくらい広い。(この旅行は天候に恵まれず、露天に入った夜は雪まじりの嵐だった・・・)
さて、部屋でのお食事は、とてもタイミングよく出される。係の方のタイミングの計り方がお見事。あまり飲めない私でもそれほど時間をもてあますことがなかった。料理も上品で盛り付けも器にふさわしいもので、舌も目も満足させてくれる。食事の最後はご飯と決まっているものだがここでは「ご飯」か「よもぎそば」をチョイスできる。私はよもぎそばを頼んだ。普通だったらお料理の最後なのでたいした量は出ない!とタカをくくっていたが、ざるそば1人前、しっかりと出たのには驚いた。部屋で食べるのでさほど気にはならなかったが、食事が始まって終わるまでなんと3時間近くかかっていたのには驚いた。この料理の中で「大トロ」の刺身が出た。私はこれが苦手だったので、係の方に頼んで特にこれを炙って欲しいと頼んだところ、快く調理場へ持って行き、数分後にはさっと塩をして炙ってきてくれた。国内産のマグロだったので、この炙った油の「さわやかさ」がとても良かった。
大トロの好きな人には恐縮だが、私はさっと炙った大トロが大好きなので、本当に嬉しかった。朝ごはんには、五国米もしくはお粥もしくは両方を選ぶことができる。サラダもついて、とても胃にやさしい朝食だった。これも部屋へ運んできてくれるので、朝起きてせわしなく「化粧」しなくてもいいので、大いに助かった。
チェックアウト時には、ロビー(売店に併設されている場所)で、お抹茶がふるまわれていた。出発のあわただしい瞬間に、このようなホッとするサービスは嬉しい。ついでに何かを買って帰ろうかな・・・なんて気にもさせる。最後まで、泊り客を見ている旅館だと思わせるところがこの宿の素晴らしい点ではないだろうか? |
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