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大鰐温泉 錦水 (青森県)
鄙にこんな旅館が・・・と言うと失礼に当たるかもしれない。でも、もてなしが洗練されていて、ハード、ソフトとも充実しているとなると、これはこれは・・と言わざるを得ない。
実を言うと、5年前にも一度泊まったことがある。そのときはそれほど感動しなかった。その時あいにく体調が悪く、それどころではなかった。また、泊まった部屋が「和室」だったからかもしれない。今回は写真にあるように、和洋室を選んだ。これが正解。洋室も見せてもらったが、これもなかなかよかった。いずれにせよ、和室と言う選択は、この旅館ではあまりおススメではない。
さて、場所は大鰐と言って、関西人にとってはかなりマイナーな場所。弘前から車で約1時間。こんな所に何があるのって言うような場所。それも、大鰐の古くからの温泉街を離れて「あじゃら山」と言う山の麓。トンネルを越えて農道?のような道を山へ向かうと、入口がある。気をつけていないと見過ごしてしまう。エントランスを入っていくと、迎えの人が入口で待ってくれている。てきぱきと荷物を運んでくれて、するするとフロントまで。 |


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ロビーでは、おしぼりのサービス。大きな池には「アヒル」が仲良く4羽。手続きもそこそこに部屋へ通る。前述のとおり今回は和洋室。補足すると和室は応接セットがない。使い勝手があまりよくないのだ。さて、建物は「箱」だが、各所に端正な空間を設けて、間接照明が効果的に使われている。館内の花は「生花」と「造花」がさりげなく活けられている。造花と言っても、一見してそれとわかるものではない。
さて、お風呂のこと。古代檜の湯船が気持ち良い。造作も落ち着いている。難点は露天のないこと。無理して作っていないのがいいとも言える。無理して作ったところで、あまりかっこよくない。脱衣場、お風呂とも少し小ぶりだが、きれいにされていて気持ち良い。タオルも充分に用意されているし、片付けもまめにしている。もちろん浴場内も。いつぞや別の旅館で、お風呂に入っているとき、浴場内を片付ける為に、担当の人が長靴ではいってきたのには驚いたが・・。
さて、食事。写真では先付けしかご紹介できないが、最初から最後までちゃんと仕事をしている料理が並ぶ。手を加えていない料理と言えば、「アワビの蒸し焼き」。ダイナミックに生きたあわびを蒸し焼きにする。これがまた柔らかくて美味しい。よくあるような「アワビ1個付」とか行っても、トコブシの親方みたいなものではなく、蒸し焼きにした後もしっかり大きい。バターが添えて出されるが、何もつけなくても充分いける。これは、定番料理。
どの料理も少量なので、小食の私でさえ、なんとか最後までたどり着く。ただし、ご飯はさすがにきつい。でも、「うに釜飯」の焚きたてとくれば、いささかきつくても、手が出てしまう。食べ残した場合は、おにぎりにしてお部屋へ入れてくれる。
そのおにぎりさえも、のっているお皿の素敵なこと。器にも気を使った料理に大満足!!最近は泊食分離なんてことも言われているが、旅館の楽しみの一つは料理にあると思う。それはあくまでも、料理長の腕の良いところに限るが・・・。もう少し言及すれば、泊食分離にして当然安くはなるが、旅館へ泊まってまで近くのコンビニで弁当を買って来て食べるなんてこともあるそうだ。また、料理も自分の好きなものを食べたいから・・なんて言っても、日常生活から離れているのだから、まだ口にしたことのない食材や、工夫された料理に挑戦?!しないなんて、なんて保守的なんだろう・・・と思ったりもする。
さて、余計な話になってしまった。さて、この旅館に話を戻す。
朝食も手抜きなし。特に「焼き魚」については3種類の中からチョイスOK。この辺りは、気が利いている。また、チェックアウトの時に自分でかばんを引きずってフロントまで行くのが普通だが、ここはお部屋へとりに来る時間を尋ねてくれる。これも、心憎いサービス。こういった細かいサービスに目が向いている旅館というのは少ないと思う。
いずれにしても、こんな田舎で(失礼!!)でこれだけのことができる旅館というのは、貴重な存在かもしれない。また、青森方面へ行くチャンスさえあれば、絶対泊まりたい旅館である。 |
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